まず、ハウスメーカーさんや工務店さんに発注する場合、下の図のような形となります。
では次に当事務所を交えた関係性についてご説明します。
上記の図は2者における1対1の関係でしたが、単純に3者での関係になります。ただし、1対1対1の関係ではなく、限りなく2対1の関係となります。
ここまでのご説明で、オフィススタイルの役割、立場はご理解頂けたでしょうか。
では実際に何がどう違ってくるのかをご説明させて頂きます。
「あのハウスメーカーとあの工務店ではどちらが安いの?」
「坪単価はいくらなの?」
と、よく耳にしますが、
実はこの質問には答えが無いんです。
プランも違う、材料も違う、仕様が違う、建物の大きさも違う。全く同じ条件でなければ比較はできないのです。
当事務所では、まずお客様のご予算、ご要望に沿ってお客様と一緒に納得できる建物の図面を作成します。
それを基に、同じ図面で数社にて見積入札を行います。この手順で行われた入札金額は、完全に比較できる内容となります。そして、一番安かった工務店さん、建設業者さんを選ぶことになります。
その際、お客様と当事務所の間では既に設計監理契約がされているので、当事務所と工事請負業者の間には金銭的な繋がりが全く存在しない形となります。
監理契約がある以上、建築主様の代理人としての立場となりますので
例えば手抜きであるとか、図面内容と違う材料が入っていないかなどの
細かいチェックができるのです。工事業者と金銭的繋がりが無いということは、例え工事業者に大きな損害が出る手直しであったとしても、監理者の責任において指摘する事が出来ます。逆に言えば、それを見過ごすことで監理者責任を問われますので、身を守る為にもしっかりした指摘をします。
ではわかりやすく図にまとめてみましたので下図をご覧下さい。
※図中の@ABは下記の説明文を参照してください。
@基本設計、実施設計、工事監理
住宅の設計と管理を委託する契約を結びます。ご要望をお伺いしてからの基本設計、住宅を建てるうえで必要な実施設計図面、耐震等級設計における構造計算書の作成及び各種申請書の作成、特定行政庁への書類提出、確認審査機関への提出、受け取りを含みます。また、施工業者の入札、着工からお引き渡しまでの工事監理を行います。
A工事見積入札
詳細な設計図面を基に見積入札を行います。使用材料の数量、単価がわかる詳細な見積もり形式とし、入札参加業者の内容を比較することにより適正な価格であるかを精査します。基本的には最安値の工事業者との契約となりますが、入札制度は適正価格を判断するのと共に、コストダウンにもつながります。
B工事請負契約
落札業者と工事請負契約を行っていただきます。工事に関する質疑回答などは、お客様の代理人である当事務所が全て監理者として対応します。内容により、監理者である当事務所からお客様へ報告及び協議とさせていただきます。その他、必要な事項については、建築主様、監理者、施工業者の三者にてお打ち合わせをさせて頂いた上で工事を進めていきます。
ご質問等がございましたら、お気軽にご相談ください。
オフィススタイル建築設計事務所
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