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住宅を考える上で大切にする3つの要素Concept


@地震に備える構造《耐震等級という考え方》
Aコスト管理と工事金額の透明性
B現場監理の重要性






@ 地震に備える構造《耐震等級という考え方》


耐震等級という言葉をご存じでしょうか。住宅をご検討されている方であれば、一度は耳にしたことがあると思います。建物が地震に対してどれほどの耐力を備えているのかを表したものです。


建築基準法の壁量計算を満たしていれば木造住宅は建てられます。そこが大前提としてあるのですが、それとは別に住宅性能表示というものがあります。これは、その住宅がもつ性能を各項目において等級をつけた通信簿のようなものです。住宅を建てる際に必要なものではなく、長期優良住宅の認定取得や地震保険での優遇などで必要になってくるものです。その各種項目の中に耐震等級というものがあるわけです。

耐震性能では建築基準法の基準を耐震等級1として、耐震等級2は基準法の1.25倍、等級3は基準法の1.5倍の性能とされています。

ですが、実はそうではありません。

細かな数値は省きますが、基準法を満たした数値が耐震等級1なのであれば、それを1.25倍にすれば耐震等級2になると思いがちです。ですがそうではないのです。逆に考えてみますと、建築基準法で計算した壁量は耐震等級1相当の壁量よりも19%〜29%も少ないということがわかります。

ですから、きちんと耐震等級3の計算をしておけば、その耐力は建築基準法の1.5倍ではなく、2倍相当の壁量を有していることになってきます。

あくまでも、基準法ではダメですよって話ではありませんが、建物の基礎さえ構造計算をしている場合と、建築基準法を守っているだけのものでは全く違うのです。そもそも、基礎の鉄筋量を決める際に構造計算という根拠を持たずに経験や建築基準法だけで示すのはどうかとは思います。

正直、地震は起きてみないとわかりませんし、大きな地震でも問題なく建っている古い住宅だってあります。ですから構造に対する考え方は設計する側の意識の問題だと思っています。


住宅は難しいです。デザインだけが良くてもダメです。雨風凌げない建物は住まいではないという想いからです。家族が集うのが我が家であり、家族を守るのが我が家です。その考えから耐震等級を学びました。デザインは大事です。でも、構造は誤魔化せないのです。後から着飾ることはできます。化粧もできます。でも、基礎を含めた骨格は建てる際でなければ強くできないのです。

プランニング内容にもよりますが、当事務所は
耐震等級3を標準設計としています。




Aコスト管理と工事金額の透明性


住宅を建てる上で、最も重要と言ってもいいのが御予算です。
お客様の理想と設計者のデザインを取り込み、理想的な設計ができたとします。ですが実際に工事金額を算出した時に大きく御予算とかけ離れていれば、そこからは諦める作業が始まります、それはとても苦しい時間になります。

坪単価はいくらくらいですか?と聞かれることがよくあります。坪単価は40万です。いや、60万です。という返答は簡単にはできません。使う材料、床面積などによって異なるからです。坪単価40万程度の住宅ならそれに合わせて設計します。逆に、坪単価が80万ならそれに合わせて設計します。坪単価を決めるのはお客様の御予算次第ということになります。お客様の御予算をご希望の床面積で割ったものが坪単価となります。

うかがった御予算から、確かな予算管理を行いながら設計を進めることが重要となります。見積金額がオーバーしたので予算を増やしてくださいというのは設計者としてあってはならないことだと思っています。

また、最終的に工事金額が出た際、それが適正金額なのかどうかを確かめることも重要なことです。それを確実に確かめるために、当事務所では工事の施工会社は公共工事と同じ
入札方式を取り入れています。多くの公共施設における設計業務に携わった当事務所代表の考え方により、工事金額の透明性を図る為の方式となります。


B現場監理の重要性


住宅に限らず、工事を行う際には監理と管理が存在します。

監理とは、図面通りに工事が行われているか、適正な材料が使われているかをお客様の代理人として、専門家の立場から現場をチェックすることを指します。最近ではあまり聞かなくはなりましたが、手抜き工事の防止や、見積もり時とは違う材料の使用などを防ぐための大きな役割と責任を担うのが監理者となります。これは当事務所がお客様と交わす設計監理業務契約の一部となります。

管理とは、主に現場監督さんが行う工事の工程管理や予算管理を指します。工事を工程通りに進め、予算内で納めることも大切な業務となります。建設会社さんとの住宅建設における契約には、工事管理費用が含まれます。

また、
「お客様との関係性」のページをご覧いただきたいのですが、監理者と施工会社を分けることに大きな意味があります。

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